弊社では今のような洋傘を製造する以前に和傘を作っていました。
和傘の骨は竹を使います。
生地部分は和紙を使用していました。
和紙を骨に接着するために接着力(粘り)の強い「蕨粉を水に溶いて釜で炊きながら長時間練って作った」糊を使用しました。
骨に和紙を貼りその上に防水剤として漆を塗っていました。
余談ですが、この和傘製造の縁で今でも蕨餅用の粉を和菓子のお店に卸しています。
和傘から洋傘に変わる時代、傘は高級品でした。
今は化学繊維の傘生地を多く使用していますが、その時代絹生地を使用していました。絹は動物繊維ですのでその糸の特質として油分と起毛があり、傘に適していたようです。
そんな高級な傘と傘生地を守るためにビニールのカバーが取り付けられていたようで、それが今の「ビニール傘」の原型だと言われています。
また、綿の生地で傘を作ったメーカーもあるようで、雨に濡れると綿の生地は色落ちしやすいため、その対策としてビニールのカバーを付けたという話もあるようです。
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